クローズド勉強会開催してみる

始めに

ここ数ヶ月同じ共通課題や課題を解決したい同僚と共に、クローズド業後勉強会を開催するようになりました。

直近で題材としてあげたのは、「ソフトウェアテストの教科書」と「The Art of Project Management」です。

今回は後者の本を取り扱った勉強会(輪読会)を取り上げたいと思います。


勉強会

多くの会社で、内輪で集まって本を読む輪読会や、勉強会の開催は「よくある」光景になりつつあると思います。

実際私が働いている会社でも昼時に輪読会やっていたり、内定者とテレビ通話を介して輪読会していたりします。

もちろん業務に関わること、初期導入的なものはハンズオンセミナーや講習を介して現場に落とし込んでいくこともあります。

いわば普通でこれが特別なものではないし、なんとなく「あー、はいはい」という感じで使って行ってなれればいいやという気にもなったりします。


こういう「オープン」でガヤガヤする勉強会が好きだったり、自分の意見を主張する場を好む人には多分最適だし、主張する人にはいい機会だと思うのですが、

私の性格上合わない部分もあり、少人数で身になる機会が欲しいな感じていました。


なので、少し前から同期や先輩・後輩の一部でクローズドな勉強会を開催するようにしました。

この勉強会の開催方法は読み進めた内容を発表するのではなく、自身の体験と本で通じる所のピックアップと、本の解説を用いて経験を伝えるということ。

少ない人数でお互いの対話を軸にした会にしているので、重きはどちらかというと「コミュニケーション」によることができます。   

これがこの勉強会の開催の狙いです。


The Art of Project Management

先に述べたように「The Art of Project Management」という本を題材に今回は勉強会を開催してみました。

私自身、業務で初めてPMというものを体験して、その際に参考にした本になります。

参考にしたものの、改めて見返してみると、あの時に何をしたか、どうすればよかったのかなど振り返る意味で読もうかなと思っていた矢先に、

マネジメントに関する相談を受け、輪読会形式でやろうと思いました。


輪読会を実施してみて

私自身一度はこの本を見ていて、やんわりは覚えているものの、自身の体験に紐づけて考えるとまとめるのはなかなか大変で、かなり苦戦しました。

プロジェクトの開始当初は、失敗の連続だったし、中盤以降も適度なやらかしをしています。

本に書いてあるソリューションや経験を見返すと「あー、こうすればよかった」「でもこれはやってる、あとちょっとだったのか」みたいな小さな気づきもあったりします。

それらをみんなに共有することにしました。

たいそれたことは言えませんが、経験を相談する場・共有する場なので、みんなの声が普段以上に響くというか、身にしみるというか。。。

ただそこから前に進める経験や自分以外の発表者を聞いても、話の密度や深さは「オープン」にするとなかなかできない、コミュニケーションの上での質な気がしました。


まとめ

自身の経験を伝えるのは容易ではないものの、人との一定の距離であれば伝えられることがあります。

今回私はクローズドな共有の場を通じて、自分の経験を伝えられたとするなら、同僚たちのためになれたとするなら幸いです。