天才を殺す凡人
久しぶりに印象に強く残った本で、「天才を殺す凡人」がある。
話の中身は筆者のブログがベースなので、ブログを読んだ上で、物語として本を読むと面白いと思う。
アマゾンのレビューや帯に書いてある言葉通り、今の日本社会、働き方が辛いって感じてる人がアフターコロナの後一定いるはずである。そういった人たちがどう対処していけばいいのかや、組織ってどんな人で構成されていて、そういう人たちにどう対処してけばいいのだろうか?ということを考えつつ私は本を手に取った。
正直私は会社員としては、「生き辛い」と感じている方なので、どう打破したらいいんだろうと毎日考えていたりする。
はっきりいって仕舞えば、「向かない」の一言なんだけど。
凡人と天才
スティーブ・ジョブズは天才だったのだろうか?
本を読んでいて気になったことがあった。
ここで出てくる天才と凡人、もしくは共感の神を現実世界に当てはめると誰なんだろうか?
世間一般では、スティーブ・ジョブズが天才として広く知れ渡っているが、アップルの中での彼を見た時、アップルの歴史の中で見た時、ジョブズはこの本でいう括りの天才だったのだろうか?
私の意見としては、ジョブズは共感の神である。
ジョブズがプレゼンテーションの天才であったのは間違いないが、本の中で、天才の声を汲み取り、凡人を仲間にしていく存在を共感の神として取り扱っていた。
初期のアップル創業期の天才はスティーブ・ウォズニアッキの優れたアイディアに耳を傾け、ビジネスになると閃い、ウォズのアイディアに共感したジョブズ。
そう思うと、ジョブズは共感の神なんじゃないだろうか?
生きづらさとこれから
何気ない話かもしれないが、世の中に、「天才」「凡人」「共感の神」「秀才」がいて、共生している。
共生とはいえ、キャリア競争に呑まれ、足を引っ張り合う世の中、この国の習性とも思えていて、どう生きるのが自分にとってベターなのか、考えてしまった。
お金さえ入って、必要最低限の時間さえ過ごして、満足し楽しいと思えるようになればいいと思っている。
会社員になったら楽しい日々が待ってる、わけではないので、まだまだ考えないと。