はじめに
コロナ禍、テレワーク環境になり早数年経ちますが、まだまだ環境面で言ったら色々求めたい部分があります。もちろんガジェット付きの人たちからしたら、一生尽きない悩みかもしれませんが、とはいえめんどくさいことがしばしばあります。
私が困ったこと、めんどくさいことをどのように解決したのかを簡単に記載しておこうと思います。
テレワーク環境の不満
私の環境
私のテレワーク環境ないし、デスク状況を簡単に説明します。
基本的には Mac Book Pro(2020, Intel Core i5 / 13 inch)をプライベート、Mac Book Pro(2022, M1Pro / 14 Inch)を業務用、デスクトップPCを利用しています。
世間一般の人からしたら、「なんで3台も?!」と言われるかもしれませんが、ゲームもしたいし、副業でコーディングしたり動画編集したりでMac使うし、仕事で貸与されたPCもあるそんなこんなで今のパソコン環境があります。
ディスプレイはウルトラワイド1枚、27インチ2枚の合計3枚あります。
ざっとこんな感じです。
その他諸々ツッコミどころが満載なのですが、一旦2PC想定で進めたいと思います。
不満
「こんな恵まれた環境で何が不満なんだ?」と思われるかと思います。
私がTwitter等で見かけたらそう言ってしまいそうですが、実のところ「切り替え」がめんどくさいのです。
特にオーディオ・ビデオ関連の切り替えが。
元々 DAW といって PCで音楽を楽しむために Macを使っているのですが、テレワークになり手元のコンピュータが2台に。DAWでマイク等があるので、使えるものは使いたい気持ちになるわけです。
結果手持ちのオーディオインターフェースをつなげることでコンデンサーマイクを使ったり、一眼レフのHDMI出力をウェブカメラとして利用できるようになってます。
ですが、1マシン1デバイス、では非常に都合が悪い。
できるなら1本のマイク、1つのヘッドフォンで複数のマシンで駆使したい。
簡単に切り替えられるものもありますが、片方で使えなくなったりするのも不便なシチュエーションもあり、色々悩ませていました。
例えばですが、ひっそりゲーム実況とかもやってるのですが、ディスコードで話しながらゲームのボイスチャット入れたり、なんかしなきゃいけない時、切り替えてしまうと、片方使えなくなってしまうのは不便だったりします。
であればいっそのこと両方に入れたい。
これらの問題を解決するにはどうしたらいいのかというのをしばらく考えてました。
解決策
マイクスプリッタ(コンデンサマイク 可能)
マイクの問題が1番大きかったです。
というのも、使っているのはダイナミックマイクではなく、コンデンサマイクでファンタム電源を要するものです。
変更前はオーディオインターフェイスを複数使って、XLRケーブルを抜き差しして対応をしていたのですが、マイクの入力を分けてしまえば問題は解決できます。信号の電流量は少なくなりますが。。。
とはいえ、ファンタム電源をそれぞれのデバイスで有効にできる環境で双方ファンタム電源をオンにした場合、コンデンサマイクが破壊されるのでは?とも思えてきました。もちろん運用でカバーするでもいいのですが、万が一を考える必要があります。
そこでスプリッタというものを調べて見ました。
数社から出ていて、おそらくトランスを使った絶縁と保護回路を利用したものが市場には出回っています。3万円とかで。
というので、YouTubeの動画をもとにダイオード、抵抗、コンデンサーだけで保護回路を実装、スプリッタを作成してみました。
https://www.youtube.com/watch?v=lZtonDwlRIo
こちらの回路の作成・実行は自己責任でお願いします。
結果的には非常に満足しております。
マイクの切り替え等は不要で、パソコンを立ち上げてそのまま業務をすればいいのは快適です。
毎朝、業務開始前に抜き差ししての手間がなくなったのはすごくいいですね。
オーディオミキサー
次の課題はどうやって聞くか。
実はミキサーというのは今時の若い子たちはゲームを通じてミキサーを使うことに抵抗は無くなっていて、家電量販店等でもミキサーが売られています。
おそらくLINEを繋ぎながらゲームをする人が増えているからでしょうか。
ですが、大体こういうのは2つの音を混ぜて、1つのヘッドフォンで聴ける、みたいなものが多く、私の環境だと1つ足りません。
そこで使ったのは、Makehart社製 JustMixer5。
値段は1万円しないくらいですが、5chのステレオ入力で、入力別に音量調節、簡単なイコライザーがついてるものです。
これがすごく便利で、叶えたかった1つのヘッドフォンだけの運用もできるし、手元で音量がコントロール出来るし、Bluetoothもついてて、iPhone等でも音が流せる。
もちろん、ミキサーで微妙の歪みが生じていたり、なんとなくグランドループ的なノイズが感じられたので、少し工夫は必要ですが、これまでの手間を考えたらすごく楽です。
以前はアマゾンでも取り扱いがあったようですが、現在はなく、代替のものがあります。
同じものは秋月電子で取り扱いがありました。
まとめると
簡単な構成図はこうなってます。
マイクやヘッドフォンは共通のものを利用して、それぞれのインターフェースでつながっている形になります。
その他
これを調べるにあたって、ストリーマーやゲーム配信者の方、ガジェット系の記事や配信者の人を参考にしました。
ストリーマーだと、茶々茶さんやShakaさんがこの手の話題を取り扱ってました。
終わりに
久しぶりにテレワーク環境について書いてみました。
デバイスの抜き差しがない、同じデバイスで話して聴けるっていうのはすごく快適です。
次に困っていることといえばウェブカメラなので、こればっかりはウェブカメラもう一個かな?と思ってます。
私の設計した回路ではないのですが、実際に利用するのはあくまで自己責任でよろしくお願いいたします。