前書き
先日弟が大学院を修了し新卒として働き出した。
新卒当時自分が知っていればよかったお金の話など、何かしら伝えられたらと思っていたが、気づけば5月。
少し現実を見て、ちょっと将来を見据えて貰えば、弟だけでなく、すこし悲観に思ってる人たちが少しでも気持ちが和らげばと思いこれを書いてみる。
FIRE と お金を守る、お金を増やす
まず初めに分かっておいてほしいこととして、会社員を続けてお給料(特に基本賃金を増やす)というのは非効率であるということ。私自身でいうと自身の成長のためにという時間で必要ならという考え方だ。
JTC(Japanese Traditional Company)に入ったならなお一層わかると思うが、上の役職者は優秀で、まだ年も若く、自身が成長し、キャリアアップしてもその役割を会社はさせてもらえないだろうし、その役職者の上もまだしばらく、の構図が続くため、昇給に関しては期待しないほうがいい。
JTCをはじめ、会社員として所属するのメリットは、安定した「月給」「会社の福利厚生」と言ったおまけ程度だと思う。
なので、多くの FIRE 等の自己啓発本で語られるのは、出ていくキャッシュをいかにしてセーブし、手元に残すか、が最初の鍵とである。
日常の節約はもちろん、選択肢次第でコストは大きく減らせる。私自身一定QOLを満足させた上で節約をする価値観を形成するのが大切になると思っている。
あくまで代表例だが、携帯電話のプラン見直し、インターネット回線の見直し、不要なサブスクや月額課金サービスの解約、テレビの廃棄とNHKの解約、電力会社の変更があるだろう。
これらをすることで一定の月額料金が減らせることができ、手元の金額を残すことができる。
iDeCo と ふるさと納税で所得税、住民税のコントロール
「ふるさと納税」は厳密にいうと、節税にはならない。意味合いでいうと「税金の前払い」のようなものと思えば良い。
一般的な税を払っておきながら、還元というものを感じにくいが、ふるさと納税であれば返礼品があり、その分の還元というものを感じやすい。
ふるさと納税自体は、楽天市場等のオンラインショップで手軽にでき、一定件数までは大きな手続きが不要で、税金の前払いに取り組むことができる。
仮に件数が多くなったとしても、マイナンバーさえあれば連携して、確定申告するのはそこまで大変じゃないので、やっておくことをお勧めする。
もう一つは「iDeCo」である。これは年金の一種で自身で積立する年金で、年金を利用した投資をして、老後の資金を増やそう、という取り組みである。
こちらのミソは、年金の積立になるため、年末調整の申請次第ではお金が返ってきて、所得税の控除、住民税の控除枠として計算できるため、翌年の所得税、住民税にも影響する。
詳しい計算はここでは省くが、新卒の人が翌年6月以降振り込まれる月給の手取り分を少しでも多くすることができる。
加えて、昔の年金制度とは異なり、今の新卒の人たちが定年を迎える頃、年金を月いくらもらえるかを調べると、おそらく絶望すると思う。破綻した年金制度に縋るよりも、自身でお金をどこまで残すかが大切だろう。
手元に残したキャッシュで投資運用
大それた投資の運用ではなく、インデックス投資の運用をここでは指す。
証券会社(楽天証券やマネックス証券)など、投資信託やNISAが用意されており、手元に残したキャッシュを銀行口座に預けるのではなく、証券として貯金することでお金を増やすことができる。
銀行の金利レートが0.0X%に対し、証券であれば100倍程度、と考えるとリスクもあるが、メリットの方が大きいだろう。
iDeCoも同じだが、インデックス投資は、例えば株の500点セットを証券会社のプロが運用して、資産を増やすもの。
S&P 500等のチャートを見れば、ここ数年右肩上がりなので、毎月5000円いれてるだけでもかなり増やせていたんじゃないかと、私自身後悔している。
よくお勧めされる銘柄だが、VT/VTI/S&P 500 US/ S&P 500 全世界(オールカントリー)/S&P 500 全世界(日本以外)あたりだろうか。
※ 投資は一定リスクを伴うものなので、運用は自己責任で
まとめ
この記事では、新卒の時に知っておきたかったお金の話を簡単に書いてみた。
お金を守り、出ていくお金をコントロールし、残ったお金をどう保持するか、増やすかの流れを気づいてもらえれば幸い。
もし、手元に残したお金で、時間を買い、成長のため、新たなチャンスを作るのも選択肢なので、これからのために考えてもらえれば良い。
ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん、貧乏父さん」の考え方も参考になるので、興味がある人は読んでみると良いでしょう。
なお本記事はどこからもスポンサードはもらっておりません。なので好き勝手書いているので信じるも信じないもあなた次第ですXD