Chapter1-2, 1-3のまとめ
Chapter1は検討しているアイディアをスタートアップとして始める前に、という内容です。
ここで取り上げているのはスタートアップとスモールビジネスの違い、アイディアを導入する市場の混雑度合い、介入余地・介入難易度・障壁はあるのかないのか。
実行するにあたりそのニーズがなければ立ち上がりません。
本文中にはフレームワークとともに色々な説明がありましたが、ここでは私が詰まった内容と気になる内容、重要なことに絞って記載だけしておきます。
スタートアップのメタ原則
スモールビジネスとの違い
起業とスタートアップを紐づけたがるが、企業の多くはスモールビジネス。どちらかというとスモールビジネス既存市場の一部。
スタートアップは、スモールビジネスの一部。
成長曲線は、線型的か、もしくは2次曲線的に描くか異なる。
スモールビジネスの場合は線型的なスケーリングを想定。
スタートアップは投資した資金を投下するフェーズ回収するフェーズで分かれるので、2次関数・3次関数関数的で、アルファベットの「J」をイメージするような成長曲線が成功時に描くイメージ。
スタートアップは一時的な組織
本文中に挙げられているスタートアップの定義とは、「スケーラブルで再現性のある、利益を生み出すビジネスモデルを探索する一時的な組織」。
PMFを達成後は経営効率を追求する一般企業に変化する必要がある。
「ゾンビスタートアップ」 = スケールせずに10年20年倒産せずにいる会社。
スタートアップとの違い
詳細なビジネスプランは作るべからず。
- プロダクトのスプリントを素早く繰り返すべし
- 市場に提供する価値等は変化する想定でビジネスプラン、指標は変化させていく必要がでる
Fake Job
嘘の仕事に時間を費やすのは捨てるべきだ。
ここでの嘘の仕事とは、「緊急だけど重要ではない」ものを指す。
顧客に価値を見出さないもの、価値が小さいものはするべきか否やという判断をするさい、「重要ではない」ことの方が多い。
本当に必要なことに取り組む方が重要。何事に一生懸命取り組むより、必要なことに焦点を当てる。
気にする必要のないルール
- 完璧を追い求めない
- 問題に対する回答に完璧はない
- 完璧な報告は不要、報告書も
- 好かれる必要もない、嫌われる勇気も必要
- 1番打者はホームランを狙う
- グロースフェーズの施策はヒット狙いだが、今回はスタート
- プロダクトへの定着前は顧客との接点をいかにもつか
- SNS/ブログなどで集客
- 世界で1番になるゲームということを忘れる
- ニッチな市場を自分たちが取ることをするゲーム
蓋然(がいぜん)性の検証
スタートアップの成功を握る5大要素
- アイディア
- プロダクト
- チーム
- 実行、実施方法
- タイミング
- なぜ、今やる必要があるのか?
2Whys
- Why You?
- Why Now?
市場を再定義するプロダクト
- 数年、数十年前から止まっている領域に振り返ってもいい
- 頃合いが今ならチャンス
市場環境の流れを読む
- Airbnbはリーマンショックに乗った
- 投資目的で購入した住宅のオーナーたちが利用
- 空室が増える
- 個人情報のインフラとして発達したFacebook
- 結果的にAirbnbは追い風
- Uberはモバイルファーストと自転車
- スマホ利用率が向上し始めから
- SAでは自動車免許の取得率低下 -> 自転車に注目
市場を読むのは5年後10年後
PEST
- POLITICS
- 規制を武器に
- ECONOMY
- GDP
- 貧困層向けサービス
- SOCIETY
- 介護
- 少子高齢化
- 健康問題
- TECHNOLOGY
- ムーア法則
- 新ガジェット
- 医療技術
- ガートナーのパイプサイクル
- KPCB Internet Trends(https://www.kpcb.com/internet-trends)
イノベーション戦略
- 破壊的イノベーション
- 従来の価値を壊し、新しい価値の創出
- 協業的イノベーション
- 既存のビジネスを巻き込むこと
大企業が狙えない領域
- イノベーティブな機構を組織中心にできること
Target Addressable Market(TAM)
- 自社が狙う市場
- 自社が受け入れられる市場
- スケールアップ上限が限られている