次の5年をどう生きるか考えてみる - Think Next 5 Years -

本稿は一個人の感想になります。悪しからず。

INTRODUCTION

2019年も残すところ1ヶ月ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。先日デザインシンキング関連の書籍や「企業の科学」等を読み進めていく中で、2020年以降どうなるのか、どうなっていきたいかなどをあれこれ考えておりました。こういった内容は気になったら離れられないタイプで、どこかしらでまとめたいなと思っていたので、今回のブログでは、2020年以降技術がどう進歩していくのかについて少し自分の整理がてら記述していこうと思います。

当然ながら正確なお話もできるわけではないので、触りだけにして、各技術の詳細については述べずに置きます。

これまで

自分が新卒入社した頃の2015年くらいから触れます。当時はGPU等の進化やGoogle の猫の画像認識等で世間が騒ぎ出し、まだAIバブルの予兆的な部分が感じられた頃でした。今がAIバブルの最中かというと怪しいですが、日本のごく一部ではAIに関する取り組みが公表されているので、徐々にという感じ。もちろん全体的にAIを導入、全てをAIに任せる、人の手は借りないで済む、といった未来を騒がれていたと思いますが、現実は全く違いますね。多分同じことをマスメディアを通じて数年同じことを言っているあたり進展はあまりしていないでしょう。

要因は様々だと思うのですが、リソースにも委ねられる部分があるはずですが、データ整理やデータドリブンマーケティング的な整理について動き出しているのは確かなものの、今一歩踏み出せていない状態な形だと思ってます。

この間の技術進化はどうかというと、4G/LTE回線の整備やスマートフォンの普及率の増加、仮想通貨をはじめとするブロックチェーンの技術の応用とマイニングなどによるGPUリソースの活用事例の伝搬。クラウドコンピューティングの整備などから、サービスのクラウド化、マイクロサービス化による新たなマーケティングが誕生しやすい状況になってきました。GoogleやAmazonをはじめGAFAの躍進、GPUのクラウド利用が進むなど今後をAIを支援していけるようなインフラ基盤的な部分の整備が進んできたように思えます。

こうしてみると、ここ5年くらいは技術の整備、使い方の確立を行ってきた数年だったと言えますね。

国外情勢はどうでしょうか?既存のAI技術を適用した、自動運転にフォーカスしたTESLAをはじめGoogle, Appleなどは度々ニュースに上がります。また音声アシスタンスは昨年くらいから普及し始め、Amazon Echo の市販化され人気になりつつあります。基礎研究があったプロダクトなどは徐々に市場に落とし込まれていき、随時アップデートがかかっていくだろうフェーズだと思います。

ただAIに関して海外の事例も、行われてはいるだろうという推測はあるものの、多くは出てきておらず、スマートフォン等のデバイスで収集した情報を活かせる企業というのも出現したという事例も少なく、まだ発展途中・整備途中なのだろうという気がします。

オリンピック特需

2020年に日本・東京でオリンピックが開催されますが、それに伴う「オリンピック特需」を期待する経営者・会社員・就活生もいるはず。この特需とその先の景気の予想がいくつか出ているものの、ポジティブな予想が少ない気がします。正直この先の動向はオリンピックが開催されないとわからないですが、やはりポジティブな予感はしません。これまでの技術的な進展や国の整備状況を見て、他国に遅れをとっているように見えます。おそらくオリンピックに備えたインフラ整備で、水準が遅れている分が取り戻せそうになるだけ、になるんじゃないかとも思ってます。多分特定の分野の水準は低いまま、という感じ。

欧米のみならず香港やタイなど、情報インフラは暗号化等のセキュリティを除いて、一定解放されている・使える状況にまで整っていて、入国者に対する支援の準備ができているように見えました。日本の公共Wi-Fiについては制約が多く、正直来日した観光客達は満足できているんだろうかという疑問もあったり。(もしくは私が使いにくい地域にいるだけ?)

公共Wi-Fiということもあり、サイバー犯罪を未然に防ぐためという部分もありますが、国で整備すべき点、支援すべき点は改めてどのレベルを許容し、どのような支援をしたら自分たちへのリターンが最大化するのかという点を国が掲示してほしい気もしました。インターネットを介したマーケティングの側面、人の支援の側面、色々できることが増える気がします。ただこんなことを書いたところで「前向きに考えます」という否定をされるのですがね。

新技術の到来

2025年までに新技術の導入や定着が噂されていますが、果たしてそれらを活かせるかがビジネスの一つの焦点になると個人的に思ってます。例えば、4G/LTEの後継になりうるだろう5Gの本格導入、2019年までは整備止まりだったAIの利用範囲の拡大と自動化の促進、クラウド利用の拡大やVRの普及によるマルチメディアのあり方なども変わるだろうとも言われています。

中でも5Gの普及やそれを利用するモバイルデバイスの利用の仕方の変化で市場全体の変化は加速していくはずで、企業の商品サイクルは短縮、熾烈な市場競争が繰り広げる時代になるのではないかと思ってます。その中で技術をどう使うか、技術を駆使して事業を成立させるにはどうしたらいいのか、そこをわからず、変化できない企業の寿命はあっという間に燃え尽きていくのではないかという懸念もあります。アメリカの西海岸では昔は20年企業が続いたら、と言われていたが、2019年は15年と言われている状態。おそらく2020年以降、新しい技術が導入され、サイクルが加速すれば2025年位は5年とかになるのだろうかとも思ってます。そこに対し残れるのかどうかは、人の努力と変化に対する適応力と知恵の勝負になるのではないでしょうか。

将来の基礎技術どうなるのかを知った上で、受け継がれる事業・コンテンツについては身近な最適化は常々していくのが今後への備えになるはずです。DXなんて言葉も出てきたけど、そもそも今の段階からでも進めるべきで、データ・ドリブンに将来AIに食わせるべく早めにやりたいですよね。マーケティング的にも早めにフォーマットを作り行動に移せるチャンスですし。。。

ここでのまとめ

自分での整理を込めて駄文をタラタラと書き綴ってみました。あくまで私が感じたこと、未来についての期待・心配を記してみました。書き出したところで実行に移さない限りは何も得られないので、一つ一つ払拭できればいいなというのと、市場との勝負のために早めに戦略を練るために色々いい勉強になったなと個人的に思ってます。あとはまとめてて、日本はまたガラパゴスに戻る気でいるのだろうかとも思えてきたので、世界を基準とした見方を改めてしていく必要になるんだろうという意欲に変わりました。

こんな駄文を最後まで読んでくださった方ありがとうございます。

なお本来の目的はOGPタグの確認だったり、、、

参考